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なぜ逆転負け…。鹿島アントラーズが続けた「イージーなミス」。「もう1回原点に立ち返るべき」【コラム】

シリーズ:コラム text by 加藤健一 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグ第32節、湘南ベルマーレ対鹿島アントラーズがレモンガススタジアム平塚で28日に行われ、3-2で湘南が勝利した。敗れた鹿島は未勝利が6試合に延び、首位との勝ち点差は12ポイントに広がった。2点をリードしながら、なぜ逆転負けというショッキングな結末が引き起こされたのだろうか。(取材・文:加藤健一)

 

「前半の終わりに失点してしまったことがすべて」「もう1回原点に立ち返るべき」

鹿島アントラーズDF濃野公人

【写真:Getty Images】

 未勝利は6試合に伸び、0-3で敗れた天皇杯に続き、後半の失点が響いて連敗を喫している。関川郁万は「ピッチに立っている以上は、ピッチに立っている選手が招いた結果だし、申し訳ない」と自分たちを責めた。

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 直近で1勝4敗と苦しむ湘南は「根柢のところで負けてはいけない」(山口智監督)という意識で試合に入り、ファウルもいとわない強度の高いプレスをかけてきた。

 一方、「なんとか打破しようとみんなで話していた」と意気込んだ鹿島が、幸先良く2点を先行する。22分に右CKをニアで関川が合わせ、ファーに詰めていた濃野公人が押し込んで先制。さらにその5分後には右サイドを崩して濃野が再びゴールネットを揺らした。

 2-0で試合を折り返すことができれば、視界にくっきりと勝ち点3が現れただろう。しかし、前半終了間際にボールロストしたところから素早く攻め込まれ、鈴木章斗にゴールネットを揺らされてしまう。関川は「前半の終わりに失点してしまったことがすべて。終わり方が良くなかった」と試合を振り返った。

 後半の立ち上がりも、攻め込む湘南に対して危険なところをうまくオーガナイズして守れていた印象が強い。ただ、65分、67分と立て続けに失点を許してしまう。

 大卒ルーキーながら得点数を9に伸ばした濃野だが、ゴールについては「勝たせないと意味がないので、今はそっちに目を向けるべきではない」と話す。そして、勝ち切れなかった、逆転負けを喫したことについては「クラブ全体として、もう1回原点に立ち返るべき」とチーム全体に矢印を向けた。

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