先制ゴールを喜ぶセルヒオ・ラモスとイスコ【写真:Getty Images】
クラブW杯の決勝戦、レアル・マドリー対サン・ロレンソの一戦が20日に行われ、スコアは2-0で試合終了。この結果、マドリーがクラブ世界王者に輝いた。
コンディションが懸念されていたセルヒオ・ラモスやハメス・ロドリゲス、オルティゴサが先発に名を連ね、タイトルへの本気度を見せる両チームの試合は序盤から激しい展開に。
開始から5分たたないうちにクロースとカウテルッチオが小競り合いを起こすなど、気持ちでも相手に負けまいとする姿勢が見られた。
勢いよく試合に入って主導権を握ったマドリーだが、時計が進むごとにサン・ロレンソがスピードに慣れはじめ、思ったようにボールを運べなくなる。
それでも個人能力に長けるマドリーは少人数で鋭いカウンターを繰り出し、コンビネーションを駆使して相手ゴールに迫る場面を作る。
そして37分、クロースのCKに合わせたのはセルヒオ・ラモス。2試合連続でセルヒオ・ラモスの頭から先制ゴールが生まれた。
しかし42分過ぎにアクシデント。左SBのマルセロが筋肉系の負傷に見舞われ、コエントランとの交代を余儀なくされる。
アディショナルタイムにはC・ロナウドのシュートが相手DFの手に当たるもハンドの判定は下されず、マドリーの1点リードで前半を終えた。
後半に入って51分、イスコからの縦パスをフリーで受けて反転したベイルが冷静に流し込んでマドリーはいい形で追加点を手に入れる。
まず1点が欲しいサン・ロレンソはロマニョーリを投入して反撃に出るが、ペペを中心としたマドリーの堅い守備を崩す策を見つけられない。
その後は徐々にペースを落としながら試合をコントロールしたマドリーが、2002年のトヨタカップ(当時)以来12年ぶり4度目のクラブ世界一の座に輝いた。
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