マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース
プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドは、「ファギー・ベイブス」に代表されるように古くから選手の育成で広く知られている。一方で、トップチームで出場機会を得られないまま退団し、他クラブで飛躍した選手も多い。今回は、様々な理由でマンチェスター・ユナイテッドを離れ、覚醒したアカデミー出身選手を紹介する。
MF:ダニー・ドリンクウォーター(元イングランド代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1990年3月5日
所属クラブ:現役引退
在籍期間:2006年7月~2012年1月
「ミラクル・レスター」の一員として、ボランチの一角を担いプレミア優勝に貢献したダニー・ドリンクウォーターは、9歳の頃からマンチェスター・ユナイテッドのアカデミーに在籍していた選手だ。
2006年にユースチームへと昇格したドリンクウォーターは、リザーブチームで着実に出場機会を増やし、2008/09シーズンにはトップチームのベンチ入りも果たした。ただ、公式戦デビューまではあと一歩届かず、ここから長いレンタル生活が始まる。ハダースフィールドやワトフォードなど英2部相当のチャンピオンシップや3部のEFL1のクラブを転々とした。結局ユナイテッドでは1試合も出場することが出来ないまま、2012年にレスター・シティへ完全移籍で渡っている。
しかし、この移籍がドリンクウォーターの人生を変えることとなる。レスターでレギュラーを掴んだ同選手は、2013/14シーズンにリーグ戦45試合に出場しプレミア昇格の立役者となると、2015/16シーズンにはリーグ戦35試合に出場。エンゴロ・カンテと盤石の中盤を構築しクラブ史上初のプレミア優勝を成し遂げた。同年にはイングランド代表にも選出されるなど順風満帆な1年に。その後移籍したチェルシーでは思うような活躍が出来なかったものの、2023年まで続いた現役生活は、苦労と共にありながらも人々の印象に残るものだった。
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