マンチェスター・ユナイテッド最新ニュース
プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドは、「ファギー・ベイブス」に代表されるように古くから選手の育成で広く知られている。一方で、トップチームで出場機会を得られないまま退団し、他クラブで飛躍した選手も多い。今回は、様々な理由でマンチェスター・ユナイテッドを離れ、覚醒したアカデミー出身選手を紹介する。
MF:ポール・ポグバ(フランス代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年3月15日
所属クラブ:ユベントス
在籍期間:2009年7月~2012年8月、2016年8月~2022年7月
ポール・ポグバがユベントスに移籍することなくマンチェスター・ユナイテッドの一員であり続けていたら、クラブ史に残る移籍金を支払う必要は無かったかもしれない。
フランスのル・アーヴルユースから2009年にユナイテッドの下部組織へと加入した同選手は、2011/12シーズンにトップチームデビューを果たした。リザーブチームではずば抜けた才能を発揮していたものの、当時のユナイテッドの中盤はポール・スコールズ、マイケル・キャリックといったベテランの選手が支配的であり、ポグバは出場機会を求めてユベントスへ移籍することとなった。
ポグバが世界に見つかるのはそれから間もなくのこと。移籍初年度となる2012/13シーズンからセリエA27試合に出場してゴールデンボーイ賞を受賞すると、翌年行われたFIFAワールドカップ・ブラジル大会で最優秀若手選手に輝き、一気にワールドクラスの中盤に成長した。
ポグバは2016年にユナイテッドへと復帰。数年前フリー移籍で手放した逸材を獲得するのに、古巣はクラブ史上最高額となる1億500万ユーロ(約168億円)を要することになってしまった。加入後もスケールを感じさせるプレーは見せたものの好不調の波は激しく、移籍金ほどの活躍は見せられず。2022年に2度目のユベントス復帰となった。