イングランド・プレミアリーグ 最新ニュース
現在、世界最高峰のリーグであるプレミアリーグに史上最多となる5人の日本人選手が挑戦しており、トッテナムではソン・フンミンが主将を務めるなど「アジア人選手」の存在感が増している。今回はドイツメディア『OneFootball』が作成したランキングを基に、歴代最強アジア人選手ランキング1〜10位を紹介する(成績は『transfermarkt』を参照。2024年9月22日時点)。
10位:ニール・エザリッジ(フィリピン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1990年2月7日
プレミアリーグ通算成績:38試合69失点
フィリピン人史上初めてプレミアリーグのピッチに立ったのが、かつてカーディフ・シティで正GKとして活躍していたニール・エザリッジである。同選手は生まれも育ちもイングランドだが、2008年に18歳で母親の母国であるフィリピン代表を選択しており、現在は代表チームの主将を務めている。
チェルシーとフラムのアカデミー出身のエザリッジは24歳で無所属を経験するなど、キャリアの初期は自らの居場所を掴めずにいた。そんな彼の人生を変えたのが、2015/16シーズンに当時英3部で戦っていたウォルソールとの契約だ。現ウォルバーハンプトンのGKコーチであるニール・カトラーとの出会いをキッカケに大きく成長すると、2017/18シーズンに移籍したカーディフでプレミアリーグ昇格を経験した。
プレミアリーグデビューとなった2018/19シーズン開幕戦のボーンマスとの試合でカラム・ウィルソンのPKを止めると、続くニューカッスル戦でもケネディのPKをストップ。史上初めて「プレミアリーグデビューから2試合連続でPKストップに成功した選手」となった。同シーズンにカーディフはチャンピオンシップへと降格してしまったが、エザリッジ自身は大きく評価を高めた。
その後、バーミンガム・シティを経て2024年夏にはタイの強豪ブリーラム・ユナイテッドと契約した。自身初のアジア圏でのプレーを決断すると、開幕から実力の違いを見せつけ、公式戦出場7試合のうち6試合でクリーンシートを達成。9月17日に行われたヴィッセル神戸とのAFCアジアチャンピオンズリーグでも無失点に抑えている。