去就が注目されるランパード【写真:Getty Images】
元イングランド代表のフランク・ランパードは今夏、アメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)に新たに参戦するニューヨーク・シティFC(NY・シティ)への加入を発表した。
MLSの新シーズンが開幕する3月に向け、現在はNY・シティの姉妹クラブであるイングランドのマンチェスター・シティでプレー。12月末まで同クラブに在籍し、1月にはアメリカへ渡る予定となっていた。
しかし、36歳となったランパードはマンチェスター・シティで印象的な活躍を披露しており、マヌエル・ペジェグリーニ監督が再三残留を希望するコメントを残している。
1月にはコートジボワール代表のヤヤ・トゥーレがアフリカネーションズカップでチームを離れることもあり、貴重な戦力として考えているようだ。
それでも、ニューヨーク在住でアメリカメディアの『エンパイア・オブ・サッカー』のデイブ・マルティネス記者は、ランパードがイングランドに留まることはアメリカサッカー発展に悪影響を及ぼすと考えているようだ。
ランパードがマンチェスター・シティとの契約を延長するという提案について、マルティネス記者は現地時間19日付のイギリス『BBC』で「MLSにとって大きな妨げ」になると話している。
「チェルシーが(アメリカ)来た時にはスタジアムが満員になった。それは確実にランパードのファンだ」と、集客という面でもランパードがNY・シティに加入する影響は大きい。
NY・シティには元スペイン代表ダビド・ビジャも加入が決定している。ランパードもビジャと共にMLSの新たなスター選手として期待されているだけに、マンチェスター・シティ残留に向けた交渉は一筋縄では行かなそうだ。
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