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【写真:Getty Images】
遠藤は構想外?
リバプールに所属するサッカー日本代表MF遠藤航は、アルネ・スロット新監督のもとで出場機会を得れていない。リバプール専門メディア『THEKOPTIMES』は現地時間20日に、新監督の下で活躍するMFライアン・グラフェンベルフと遠藤について報じていた。
今季の遠藤は一度も先発出場の機会がない状況であり、唯一のリーグ戦での出場は第2節のブレントフォードとの試合で後半アディショナルタイムを迎えてからだった。また、過密日程で出場が期待されたUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)リーグフェーズ第1節ACミランとの試合でも、声がかかったのは後半アディショナルタイム6分のうち2分が経過してからだ。
記事では、「遠藤はスロットの計画には含まれていない」と題して、「昨季は全大会で43試合に出場して、そのうちリーグは29試合をプレーしたが状況は変わった。遠藤ではなく他の選手を好んでおり、プレシーズンと開幕戦で出場がほとんどなかったことから、長期的な計画の一部として遠藤を望んでいないことが明らかな兆候としてすでに表面化している」と、遠藤が新監督の構想外に近い状況であることを指摘。
また、「遠藤の将来は監督のもとで深刻な疑問に」と述べた上で、「昨季堅実で安定したパフォーマンスで、トップレベルにふさわしい選手であることを証明した。しかし、新監督は直接的な攻撃ではなく、効率と冷静さを重視する異なる戦術を採用している」と、昨年度とクラブが志向する戦い方も変わったことから、ベンチからのスタートが多くなっていると強調していた。
データサイト『FBREF』によると、今季新監督に重用されているMFライアン・グラフェンベルフは90分あたりのプログレッシブパスが6.58本、プログレッシブキャリーが2.77回、インターセプト1.50回、タックルが2.11回だった。一方で、遠藤はプログレッシブパスが5.31、キャリがー0.69回、インターセプトが1.14回、タックルが2.43回で、数字的に上回っていたのはタックルのみだった。
プレッシャーにさらされながらボールを運んだり、前に進めたりといった分野ではライバルであるグラフェンベルフの方が確かに良いスタッツを残しており、新監督はこういった部分を好んでいるのだろう。果たして、新監督の信頼を得て遠藤は再び活躍の場を得ることができるだろうか。
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