かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍し、今年5月に現役を引退した元韓国代表MF朴智星氏が17日、2003年1月から2シーズン半にわたり在籍し、昨シーズンもプレミアリーグのQPRから1年間の期限付きでプレーしたエールディビジの強豪PSVを訪問し、英雄的歓迎を受けた。18日の英紙『メール』などが報じた。
朴氏が試合前にピッチに登場すると、ゴール裏のファンが朴氏の肖像画と「南の戦士」と書かれた横断幕を掲げ、応援歌を大合唱して歓迎。すると横断幕の下で発煙筒が点火され、横断幕に着火するハプニングも起こるなどした。
膝の怪我により33歳での引退を強いられた朴氏は「走ると膝にまだ痛みがあるけど、僕は今、人生を楽しんでいる。サッカーは観るぐらいしかしてないけど」と、現況を説明すると、今後については「まだ分からないけど、欧州とアジアの間でサッカーには携わっていくつもりだし、韓国をはじめとしたアジアサッカー界の発展に貢献していきたい」と話した。
今年10月には、古巣マンチェスター・ユナイテッドの国際大使に就任した朴氏は、アジア人として初めて欧州チャンピオンズリーグとクラブW杯優勝を経験。韓国代表でもW杯でアジア史上初の3大会連続ゴールを決めるなどした。
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