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マンチェスター・シティ、115件のFFP違反を犯した疑い

　マンチェスター・シティのファイナンシャル・フェアプレー（FFP）違反に関する聴聞会が現地時間16日に開始された。最終的に違反が認められた場合、1シーズンではなく複数シーズンにわたって勝ち点剥奪が適用される可能性があると、英紙『デイリー・エクスプレス』が報じている。

　マンCは2009年から2018年にかけて115件のFFP違反を犯した疑いで、今年2月から独立委員会による調査を受けていた。そして、今度はヒアリングが開始され、2025年に最終的な判決が下される見通しとなっている。同時に有罪が確定した場合の罰則についても検討されており、勝ち点30剥奪やプレミアリーグからの降格、あるいは追放、過去のタイトル剥奪などの案が浮上していた。

　同紙によると「マンCが長期間にわたってタイトルを争うことを阻止するため、複数シーズンにわたって勝ち点剥奪を課す案」が新たに浮上したという。その理由として、同紙は「マンCのライバルチームは、理論上、たった1シーズンで再び主要なタイトル争いに加わる可能性があることを考えると、マンCの勝ち点を少し減点したり、降格させたりするだけでは不十分だと感じている」からだという。このような重い処分が下された場合、プレミアリーグ史上初の4連覇を成し遂げたマンCが、今後優勝争いに加わることが難しくなれば、選手の引き留めや獲得などで大きな影響が生じることになりそうだ。