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9月5日、サッカー日本代表はワールドカップ(W杯)アジア最終予選の初戦を埼玉スタジアム2002で迎え、中国代表に7−0で勝利した。3年前の最終予選の初戦では苦杯も経験している遠藤航は、所属先のリバプールで出場機会が減っている中でのこの一戦で圧巻のプレーを披露し、周囲の不安を一蹴させた。(取材・文:藤江直人)
コンディションが不安視された最終予選初戦
ピッチの上でキックオフを告げる主審のホイッスルを聞くのは、MF遠藤航にとって6月11日のシリア代表とのFIFAワールドカップ26アジア2次予選の最終戦以来、約3カ月ぶりだった。
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その間の8月第3週に開幕し、すでに3試合を終えている2024-25シーズンのプレミアリーグで、遠藤は所属するリバプールで一度も先発出場していない。ピッチに立ったのも、ブレントフォードとの第2節の後半アディショナルタイムの数分間だけ。残る2試合はベンチに座ったまま試合終了を見届けている。
体力やゲーム勘を不安視されながら迎えた、5日の中国代表とのFIFAワールドカップ26アジア最終予選初戦。開始12分に完璧かつ豪快なヘディングシュートでゴールネットを揺らし、日本代表を波に乗せる先制点をもたらしたのは、左腕にキャプテンマークを巻いた遠藤だった。
左コーナーキックからMF久保建英が、利き足の左足からインスイングで絶妙のクロスを供給した直後。それまでゴール正面にいた遠藤がニアにポジションを移し、フリーでゴール左隅へ叩き込んだ。
最終的には前半に2つ、後半には5つと合計7ゴールをゲット。日本のアジア最終予選史上で最多得点を更新するとともに、守っては被シュート数わずか1本で中国を零封。歴史的な圧勝発進に成功した余韻が残る試合後の取材エリアで、遠藤は中国戦へ向けて用意してきた形だったと明かしている。