フランクフルトMF乾貴士、長谷部誠【写真:Getty Images】
アジア杯に向けた日本代表メンバー23人が15日に発表され、ドイツのフランクフルトからMF乾貴士と長谷部誠の2名が選出された。16日のドイツ紙『ビルド』は、今季チームの中心となっているこの2選手について、フランクフルトの新しい”日本人力”と題し、紹介している。
昨季アルミン・フェー元監督の下、出番を失っていた乾。その影響もありブラジルW杯メンバーからも外れた。そのことを乾は「目標でもあったのでショックだった」と、落胆したことを明かしている。
フェー元監督からトーマス・シャーフ監督に代わった今季は、再び出場機会を与えられるようになり「監督が変わったことは自分にとって大きかった。そして新加入の選手の存在も自分を助けてくれた」と明かし、監督に加え今夏から加わった長谷部の存在も大きかったと話している。
その長谷部は、昨季ニュルンベルクで後半戦のほとんどを怪我で欠場し、チームは降格。ブラジルW杯でも良い結果が出せなかっただけに、新シーズン、新天地にかける思いは強かった様子。現在までを振り返り「14試合先発で出場して勝ち点21というのは、今のところいい感じ」と、結果にはそれなりに満足している様子。
シャーフ監督からの信頼の厚い2人。しかし、乾は1得点2アシストという結果に「まだ、決定力が足りない」と得点に意欲を示し、長谷部も、ディフェンス面での貢献がは高く評価されているが「もっとよくなる」と、向上を誓っている。
ブンデスリーガは年内残り2試合。チームでの加入の際に長谷部が笑いながら応えた目標の「ヨーロッパリーグ」は今や冗談ではないところまで来ている。2連勝で締めくくり、フランクフルトの”日本人力”でアジア杯連覇を目指す。
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