先制ゴールを決めたマテオ・コバチッチ【写真:Getty Images】
セリエA第15節が現地時間15日に行なわれ、インテルはアウェイでキエーボと対戦した。
両チームのスタメンは以下。
キエーボ(4-4-2)
GK:アルバノ・ビサーリ
DF:ジェンナーロ・サルド、アレッサンドロ・ガンベリーニ、ボシュティアン・チェサル、クリスティアーノ・ビラーギ
MF:ヴァルテル・ビルサ、マリアーノ・イスコ、イバン・ラドバノビッチ、ペルパリム・ヘテマイ
FW:アルベルト・パロスキ、リッカルド・メッジョリーニ
インテル(4-3-1-2)
GK:サミール・ハンダノビッチ
DF:ダニーロ・ダンブロージオ、アンドレア・ラノッキア、フアン・ジェズス、長友佑都
MF:ガリー・メデル、フレディ・グアリン、ズドラブコ・クズマノビッチ、マテオ・コバチッチ
FW:マウロ・イカルディ、ロドリゴ・パラシオ
インテルのロベルト・マンチーニ監督はこの日も4-3-1-2を選択。長友はウディネーゼ戦に続き2試合連続の先発、左サイドバックでの出場となった。対するキエーボはパロスキとメッジョリーニの2トップでインテルを迎え撃つ。
序盤戦は両チームカウンターの掛け合いとなり、なかなかボールが落ち着かない。
15分を過ぎたあたりからインテルがボールを保持し始める。パラシオが積極的にDFラインの裏に走りこむことでキエーボの守備ラインが下がり、インテルがスペースを獲得していく。
すると20分、インテルに先制ゴールが生まれる。長友が左サイドからクロスを上げるとイカルディが落とし、DFがクリアし損ねたところを最後はコバチッチ。ゴール右に突き刺した。
34分キエーボにチャンス。左サイドからのクロスが流れると、メッジョリーニがバイシクルシュートを放つ。しかし、これはハンダノビッチが好セーブを見せた。そのままインテルが1-0のリードで前半を終える。
後半が始まると、いきなりインテルにビッグチャンス。左サイドをオーバーラップした長友が角度のないところからシュートを放つもゴール右に流れた。
しかし、キエーボも反撃を見せる。カウンターからビルサがボールを運ぶと最後はパロスキがDFをかわしてミドルシュート。これはわずかにゴール右に外れた。
それでも54分、キャプテンのラノッキアがインテルに追加点をもたらす。CKからダンブロージオがキープすると、中にいたラノッキアにグラウンダーのパスが入り冷静にゴール右に流し込んだ。ラノッキアはこの試合でインテルでのセリエA100試合出場を達成。自らのメモリアルゲームに華を添えた。
2点差を追いかけるキエーボは攻撃陣に変化を加える。ビルサとパロスキに替えて、マキシ・ロペスとルベン・ボッタを投入する。
しかし、キエーボは思わぬ形で10人となってしまう。交代で入ったボッタが、クズマノビッチに肘打ちをしてしまいイエローカードを受ける。その後、審判への抗議で2枚目の警告を受け退場となった。
これでインテルはクズマノビッチ、イカルディ、コバチッチを下げる余裕の交代を見せる。結局、試合はそのまま2-0で終了。インテルがマンチーニ監督就任後初勝利を収めた。
この勝利でインテルは11位に浮上。一方のキエーボは17位に転落し、18位カリアリとの勝点差は1に縮まっている。
【了】