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「10月には…」バルサ会長は財政再建に自信! 1対1ルール未復帰、ニコ獲得失敗、ギュンドアン放出…懐疑の声にどう答えた?

text by 編集部 photo by Getty Images

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バルセロナの会長ジョアン・ラポルタ

【写真:Getty Images】

ラポルタ会長は雄弁に…

 バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、現地時間3日の記者会見にて、今夏の移籍市場の動きを振り返り、クラブの置かれている状況などについて説明を行った。財政の均衡、選手の補強、そして主力選手との不幸な別れといったトピックが話題となっているクラブだが、かじ取り役であるラポルタはどう釈明したのか。スペインメディア『Relevo』が報じている。

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 バルセロナは、財政状況が不健全な場合、削減した補強費のうち一部分しか新加入選手の人件費に当てられないという、1対1ルール(選手の売却や退団で発生した資金を100%投資できる状態)の前提条件に縛られている。この現状についてラポルタは、「今年の夏に“1対1”になれたかもしれない。しかし、ナイキとのスポンサー契約はもっと良いものにできると考えられ、今はそのタイミングでないと判断し、締結しなかった。つまり、我々が“1対1”にたどり着けなかったのは、我々が望まなかったからだ」とし、10月には脱却できそうなこと、そのために6000万ユーロ(約96億円)の支出削減が必要で、ナイキとの契約成立が鍵になることを示唆した。

 また今夏に、会長自身も最優先で獲得する意思を匂わせていたアスレティック・ビルバオのFWニコ・ウィリアムズについては「相手クラブに敬意を表し、バルサに所属していない選手については語らない」と沈黙を貫く一方で、獲得に成功したMFダニ・オルモについては、「彼が獲得の第一候補だった」と雄弁に語っている。しかし、『Relevo』は、「バルサはオルモの契約解除条項が期限切れになる日を見逃してしまい、さらに、ニコが少なくとももう1シーズンはビルバオに留まるという情報が届いたため、ライプツィヒと交渉せざるを得なくなった」と指摘している。

 さらに同会長は、主力として活躍しながらわずか1年で放出したMFイルカイ・ギュンドアンについては、「選手とクラブの間でのスポーツ的決断によるものだ」とし、経済面から移籍を決断したものではないと説明した。2020年のルイス・スアレス退団、2021年のリオネル・メッシ退団など、近年、クラブの歴史を作ってきたレジェンドを無情にも放出しているバルセロナだが、果たして本件の真相はいかに。

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【了】

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