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ジョアン・ラポルタ会長が語った内容とは？

　今夏にわずか1シーズンでバルセロナからマンチェスター・シティに復帰することになったドイツ人MFイルカイ・ギュンドアン。バルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、3日に行われた公式会見の場でギュンドアンの退団の経緯について説明した。その内容をスペインメディア『ELDESMARQUE』が、報じている。

　昨夏にフリーで、バルセロナに加入したギュンドアンは、移籍1年目の昨シーズンは、公式戦51試合に出場し、5ゴールと14アシストを記録。中心選手としてフル稼働した。しかし、23/24シーズンが終わると、選手の給与削減が必要となったバルセロナの財政上の問題から、高額な年俸を受け取っているギュンドアンの退団報道が加熱。結果的にフリーでシティに復帰することとなった。新加入のダニ・オルモの登録を可能にするために、ギュンドアンを手放したと見られる中、バルサの会長は、ギュンドアンの移籍を「完全にスポーツ的な理由」と説明した。

　ラポルタ会長は、「ギュンドアンは素晴らしい選手であり、優れた人物だ。彼と過ごした1年間は、選手としても人としても、かけがえのないものだった。しかし、ギュンドアンとハンジ・フリックとの会議の後、チームの状況を考慮し、スポーツ面でギュンドアンが退団したいという決断を下した。この点に関しては、完全にスポーツ的な選択だった。ダニ・オルモの加入により、ギュンドアンと似た役割を果たす選手が加わった。敬意を表して伝えるが、選手とクラブのスポーツ的な決定であり、経済的な理由ではない。経済的な影響は良かったことは認めるが、これはスポーツ的な決定だ」と語った。

　さらに、「この移籍はバルサ、ギュンドアン、シティのスポーツ面での決定だ。彼がバルサを離れてシティに移籍したいというのであれば、フリーで移籍するのが公平だ。どんな取引にも経済的な影響はあるが、理由はスポーツ面だ」と述べ、財政的な理由ではないことを強調した。