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バルセロナの下部組織で育った選手は、世界各地で活躍を続けている。リオネル・メッシやアンドレス・イニエスタのように、そのままトップチームに昇格して主力になった選手もいれば、道半ばでクラブを離れ、他のチームで飛躍を遂げた選手もいる。今回は、様々な理由でバルセロナを離れ、ほかのクラブで一流になった選手を紹介する。
MF:ダニ・オルモ(スペイン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年5月7日(26歳)
所属クラブ:バルセロナ
2023/24リーグ戦成績:21試合4得点5アシスト(ライプツィヒ)
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バルセロナで生まれ育ったダニ・オルモは、9歳だった2007年にエスパニョールからバルセロナの下部組織(カンテラ)に移り、成長を続けた。
しかし、2014年にバルセロナからディナモ・ザグレブの下部組織に移るという異例の決断を下すと、クロアチアでプロデビューを果たして飛躍を遂げ、2018/19シーズンにはクロアチア1部リーグの年間最優秀選手賞を受賞。2020年にライプツィヒへ移籍して、さらに価値を高めた。今年夏にはスペイン代表としてユーロ2024(欧州選手権)に出場し、3得点2アシストを記録して優勝に大きく貢献した。
そしてこの夏、バルセロナはダニ・オルモを呼び戻した。財政難で今年も選手登録問題が発生したバルセロナだが、5500万ユーロ(約88億円)の高額移籍金で復帰させている。
大金を払って呼び戻すのであれば、そもそも手放さなければよかったのではないかと言いたくなるところだが、選手本人は10年前にバルセロナから離れることを選んだからこその成長だと捉えている様子だ。英『スカイスポーツ』のインタビューで「クロアチアでは、本当に多くのことを学んだ。僕は16歳のときに、もうワールドカップでプレーしたトップレベルの選手たちと一緒にプレーすることが幸運に恵まれた。それが肉体的にも精神的にも成長させてくれたんだ」と語っていた。
カンテラ加入時はセンターフォワードとしてゴールを量産していたダニ・オルモは、イ・スンウらの加入により、ウイングへとポジションを変えたという。その後も、環境に合わせて自分を進化させ続けたからこそ、今の姿があると言っていい。バルセロナ復帰によって、彼が再び成長し、大きな飛躍を遂げることが期待されている。
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