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ユーベ、サンプと引き分けホームでの連勝が25でストップ

text by 編集部 photo by Getty Images

ユベントスMR
パトリス・エブラは移籍後初ゴール【写真:Getty Images】

 セリエA第15節、ユベントス対サンプドリアの試合が14日に行われ、首位と4位の上位対決は1-1のドローに終わった。

 首位と4位という注目の上位対決となったこの試合、ユベントスはキエッリーニが出場停止でオグボンナがボヌッチとコンビを組み、前線ではモラタがテベスと2トップを形成。

 また、中盤ではピルロがベンチスタートとなり、マルキージオがアンカーのポジションを務める。

 対する好調のサンプドリアは右SBのデ・シルベストリが出場停止のため、カッチャトーレが11月2日以来の先発出場を果たした。

 序盤から攻勢に出るユベントスは10分、マルキージオのCKにエブラが頭で合わせて幸先よく先制に成功する。左SBで先発したエブラは移籍後初ゴールとなった。

 その後も怒涛の勢いで攻め続けるユベントスは、立て続けにサンプドリアゴールに襲い掛かる。ボールを奪われてもすぐさま複数人でプレッシャーをかけて取り返し、猛然とゴールに迫る。

 しかし40分頃から試合のペースは落ち着き始め、ユベントス1点リードのまま前半を折り返した。

 サンプドリアは前半トップ下で何もさせてもらえなかったクルスティチッチに代えてガッビアディーニを後半開始から投入。オカカをトップに、エデルとガッビアディーニをサイドに配置した3トップの形にして流れを変えようと試みる。

 51分、カウンターの流れから左サイドをレジーニとエデルの2人で崩すと、逆サイドでフリーになったガッビアディーニが左足で見事な同点ゴール。交代出場からわずか5分ほどで大仕事をやってのけた。

 ややオープンな展開になって勝ち越しゴールが遠いユベントスは71分、時間とともに存在感が希薄になっていたモラタを下げてジョレンテを投入。

 直後にサンプドリアは前線で起点になっていたオカカに代えて泥臭くファイトできるベテランのベルヘッシオをピッチに送り出し、両チームともに前線の活性化を図る。

 途中交代で投入され、ゴールの期待されるジョレンテだが、体が重くいい形でチャンスに絡めない。

 サンプドリアはガスタルデッロやロマニョーリらDF陣の粘り強い守備から、後半になって勢いを増したエデルの単独突破でチャンスを作り出す。

 すると85分、エデルの粘りからダンカンに繋ぎ、最後はガッビアディーニが左足で強烈なミドルシュートを放つが、これはブッフォンが片手で弾き出し事なきをえた。

 終盤にかけて球際の激しさを増したゲームとなったが、両チームともに最後まで決め手を欠いてドロー決着。

 これでユベントスはホームでの連勝は25でストップ。1年半ぶりに連勝を止めたのは前回と同じサンプドリアとなった。しかし、サンプドリアはリーグ戦最近5試合で4度目のドロー。上位にとどまれるか、正念場を迎えている。

【了】

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