ファン・ペルシ(右)とファン・ハール監督(左)【写真:Getty Images】
ルイス・ファン・ハール監督が率いる今季のマンチェスター・ユナイテッドにおいて、オランダ代表のFWロビン・ファン・ペルシは決して不動の地位を築いているとは言えないようだ。13日付の英紙『インディペンデント』など複数メディアがファン・ハール監督の発言を報じている。
今季ここまで6ゴールでチーム内トップの得点数を記録しているファン・ペルシ。しかし、ファン・ハールはこのオランダ代表のストライカーについて「ここまで良いプレーは出来ていない」と評価。
さらに「彼はラッキーだった。なぜならここまでは(ラダメル・)ファルカオが負傷しており、他に比べられるのが(ウェイン・)ルーニーと(ジェームズ・)ウィルソンだからだ」と話している。
「ルーニーは(ストライカーだけでなく)多くのポジションでプレーできるし、ウィルソンはまだ若いため自身の価値を証明する必要がある」
調子が上がらなかった中で、ファン・ペルシが出場機会を得ていた理由をこう明かしている。
とはいえ、ファン・ハールは「彼を信頼している」ともコメントしている。オランダ代表でも共に戦った2人の関係が冷えきっているわけではない。
ファン・ペルシは負傷もあって、昨季からクラブでのパフォーマンスは下降気味。それでも、勝利した先日のサウサンプトン戦(2-1)では2得点と復調の兆し。ファルカオの復帰もあり、今後ユナイテッドの前線では激しいポジション争いが繰り広げられそうだ。
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