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バルセロナの下部組織で育った選手は、世界各地で活躍を続けている。リオネル・メッシやアンドレス・イニエスタのように、そのままトップチームに昇格して主力になった選手もいれば、道半ばでクラブを離れ、他のチームで飛躍を遂げた選手もいる。今回は、様々な理由でバルセロナを離れ、ほかのクラブで一流になった選手を紹介する。
MF:シャビ・シモンズ(オランダ代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:2003年4月21日(21歳)
所属クラブ:ライプツィヒ(ドイツ)
2023/24リーグ戦成績:32試合8得点13アシスト
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シャビ・シモンズは、7歳でバルセロナの下部組織(カンテラ)に加入し、幼い頃から高い評価を受けていた。その才能に目を付けたのが、らつ腕で知られる代理人のミノ・ライオラ(2022年に死去)氏で、2017年に同代理人のクライアントになると、2019年にはバルセロナとの契約更新に至らず、パリ・サンジェルマン(PSG)に移籍した。
シャビ・シモンズの名前が世間に知れ渡ったのは、2022/23シーズンだ。母国の強豪PSVに加入した同選手は、オランダ1部リーグで19得点9アシストの大活躍を見せた。翌シーズンはPSGからのレンタルでライプツィヒに加わり、ドイツ1部リーグで8得点13アシストを記録。データサイト『transfermarkt』の最新の市場価値は8000万ユーロ(約128億円)で、オランダ人選手として最高額となっている。
昨シーズンの終盤には、バルセロナ復帰を望んでいるという報道もあったシャビ・シモンズだが、移籍金は上がり続けている。財政難に苦しむバルセロナは手が出せず、今シーズンもライプツィヒにレンタルされ、10番の背番号を付けている。
シャビ・シモンズはPSG加入後の2022年、スペインメディアのインタビューでバルセロナのカンテラではジムでのトレーニングがなく、PSGでフィジカルを鍛えることの重要さを学んだと話していた。バルセロナ仕込みのテクニックに加えて、当たりの強さも身につけたことで、今の姿があると言えそうだ。
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