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補強ド下手くそ!? アーセナル歴代大損移籍6選。高く買ったのに…。活躍できず安値で売却せざるを得なかったのは?

シリーズ:歴代大損移籍6人 text by 編集部 photo by Getty Images

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 世界屈指のビッグクラブであるアーセナルは、過去に数多くの大物選手を獲得してきた。もちろんその中には大成し、チームに欠かせない選手たちもいるが、一方で期待に応えられず、獲得時を大きく下回る金額で売却せざるを得ない選手たちもいた。今回は、クラブ史に残る大損移籍6人をピックアップして紹介する。

FW:ニコラ・ペペ(コートジボワール代表)

ニコラ・ペペ

【写真:Getty Images】

生年月日:1995年5月29日
獲得額:8000万ユーロ(約128億円)
放出額:フリー
差額:約128億円

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 近年のアーセナルで最も「大損」となったのはニコラ・ペペを巡った移籍だろう。

 このコートジボワール代表ウイング(WG)は2019年夏に当時のクラブ史上最高額である8000万ユーロ(約128億円)でアーセナルに加入。ペペは2018/19シーズンにリールにて、リーグ・アン38試合で22得点11アシストという圧巻の成績を残しており、ブカヨ・サカがブレイクする前のアーセナルに足りない前線のピースとして期待されていた。

 結論から述べると、その期待を大きく裏切った。2年目の2020/21シーズンはプレミアリーグで10ゴールを決めたが、得点関与以外での貢献度が低く、本来サカを使いたい右WGにペペがいることで、クラブ期待の若手WGを他のポジションで起用せざるを得ない状況にあった。

 覚悟を決めたミケル・アルテタ監督は続く2021/22シーズンからサカを右WGの一番手に抜擢し、ペペは控えに降格。再起をかけて期限付き移籍したニースでも結果を残すことができず、2023年夏に契約解除となってトラブゾンスポルへとフリーで移籍した。

 獲得時と放出時の差額は8000万ユーロ(約128億円)であり、アーセナルからすると買いオペレーションだけでなく、売りオペレーションにも大失敗した最悪の大損移籍となった。

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