古巣相手に3戦連発を狙うFW岡崎慎司【写真:Getty Images】
マインツのFW岡崎慎司による3試合連続得点が古巣のシュトゥットガルト相手に期待されている。13日のドイツ紙『ビルド』が報じている。
マインツは開幕8戦無敗の後、6戦未勝利で勝ち点16の11位に沈み厳しい状況。次節の対戦相手は古巣のシュトゥットガルトであり、こちらも現在勝ち点12で最下位。11位とはいえ、負けると一気に残留争いに巻き込まれてしまうだけに絶対に落とせない試合となっている。
6戦未勝利の苦しい状況の中、一人気を吐いているのが現在8得点の岡崎。得点ランクも14節終えた時点で2位であり、1位との差はわずか2点。さらに自身は2試合連続得点中であり、波に乗っている。
マインツのカスペア・ヒュルマンド監督も「シンジがコンスタントにゴールしているのは気分がいいね。試合の半分のチャンスには絡んでくるか、ゴールを決めている」と、その活躍を称賛。
さらにクリスティアン・ハイデルGM(ゼネラルマネージャー)も「(シュトゥットガルト時代は)FWよりもMFとして見られていた。しかし、FWが彼の本来のポジションであり、今それを証明している」と、喜んでいる。
それでも岡崎自身は「ラッバディア(元シュトゥットガルト監督)は、左か右のMFとして自分を考えていた」と当時を振り返り、それを受け入れてはいたようだ。
しかし、同紙のデータによると、シュトゥットガルト時代にはシュート約9.4本で1得点だったものが、今季だけで3.8本に1得点と格段に決定力が上がっているという。
さらにマインツに移籍した岡崎は、FWでプレーするようになり、昨季はシーズン15得点、今季はすでに8得点を記録。得点だけではなく、走行距離も1試合平均10.3km、スプリント回数も427回とマインツの選手の中でトップだという。
多くの面で成長した岡崎だが、シュトゥットガルトに対し遺恨は持っておらず「シュトゥットガルト時代のことは非常に感謝している」と、明かした。
それでも、「今のホームはマインツ」と話し、昨季ホーム、アウェイの2試合とも得点した相手に3試合連続となるゴールを奪い勝利を狙う。
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