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【写真：Getty Images】

再びファティが10番を背負う！

　バルセロナに復帰したFWアンス・ファティに、背番号10が再び与えられるようだ。新監督が就任したチームで再起を期す21歳の元“神童”は、歴史が深く刻まれたエースナンバーを背負い、どのようなプレーを見せてくれるのだろうか。スペインメディア『MARCA』が、現地時間26日に伝えた。

　23/24シーズンは、日本代表FW三笘薫も所属するブライトンに期限付き移籍をしていたファティ。今夏にバルセロナに復帰した後、7月末のトレーニングで右足の裏を負傷し、現在はリハビリに励んでいる。選手登録は済んでいたものの、背番号は与えられていなかったため、再レンタル、あるいは退団の可能性も噂されていた。しかしこの度、ブライトンへの移籍以前に着けていた10番を正式に取り戻し、リーグやクラブの公式サイトにも、特別な番号の10番を背負ったファティが掲載されている。

　同メディアは、「背番号10を再び与えるという決断は、ファティの成長に対するバルセロナの強い意思と、クラブの中で最も心踊らされる有望株だった頃のレベルに戻ってほしいという期待の明確な表れである。従ってクラブの意向は、負傷から完全に回復した後、ファティがしっかりとチームに復帰することなのだ」と、背番号掲載によって残留の線が濃厚になったことを伝えている。

　史上最高のサッカー選手であるリオネル・メッシも背負ったバルセロナの10番を、18歳で継承したアンス・ファティ。度重なる負傷の影響もあり、デビュー当時の輝きを取り戻すことはできていない。しかし、伝説的な選手からエースナンバーを引き継ぐ心意気、覚悟は並大抵のものではないはずだ。バルサの至宝の復活を待ち望むファンも数多く存在する。戦列復帰は9月上旬になる模様だが、再び“ヌメロ・ディエス”を背負うアンス・ファティが躍動する姿を期待したい。