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ハメス・ロドリゲスの新天地は？

　サンパウロFCとの契約を解消し、フリーの立場にあるコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが、ラージョ・バジェカーノに加入することが決定的となったようだ。スペインメディア『ESTADIODEPORTIVO』が、現地時間25日に報じている。J・ロドリゲスは、ヨーロッパの舞台に復帰する見込みが高まっている。

　33歳のJ・ロドリゲスは、サンパウロでは目立った活躍は残せなかったものの、今夏に行われたコパアメリカ2024では、6試合に出場し、1ゴールと6アシストを記録。母国の決勝進出に貢献した。惜しくも準優勝に終わったが、個人では大会のMVPを獲得している。代表での活躍が評価され、左利きのMFには、ヘタフェCFやレアル・ベティス、ラツィオ、そして古巣のFCポルトからの関心が伝えられていた。

　同メディアは、「J・ロドリゲスは、26日に契約を締結する見込みだ。契約は1年間の2025年6月までとなり、1年間の延長オプションが付いている。これは、イタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノによって報じられた」と伝え、コロンビア代表の10番は、アメリカやサウジアラビアからの金銭的に上回るオファーを断り、スペインでプレーすることを選んだという。さらに、「ヘタフェも移籍先の候補として挙げられていたが、最終的にはヘタフェのアンヘル・トーレス会長の発言により、単なる噂に過ぎなくなった」と報じた。

　トーレス会長は24日のラージョ戦の前に、「1か月前にJ・ロドリゲスからオファーがあり、1週間前にも別の代理人を通じて、再びオファーがあった。ホセ・ボルダラス監督と話し合った結果、我々には必要な選手ではないと答えた」とコメント。しかし、J・ボルダラス監督は、「私が移籍に関して決断することはない。決定するのは会長だ。もし、J・ロドリゲスが来るなら、喜んで歓迎する」と述べ、トーレス会長の発言の矛盾が指摘されていた。ベテランの域に達したMFが、再起をかけ、2020年以来となるラ・リーガに帰還することになるようだ。