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イングランド1部リーグのプレミアリーグが開幕した。サッカー日本代表のMF遠藤航も所属するリバプールは昨季3位でシーズンを終えたが、今季を戦う陣容はどうなっているのか。今回は選手の推定年俸をランキング形式で紹介する。年俸は『Capology』、スタッツは『transfermarkt』を参照。金額が並んだ場合はサイトに準拠。情報は全て8月15日時点。
5位:アレクシス・マック・アリスター(アルゼンチン代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年12月24日(25歳)
年俸:910万ユーロ(約14.5億円)
23/24リーグ戦成績:33試合5得点5アシスト
昨シーズン終盤にクリスタル・パレスがみせた快進撃は凄まじかった。2月にロイ・ホジソンから引き継ぐ形で監督に就任したオリバー・グラスナーの下でチームの最適解を見つけると、ラスト7試合を6勝1分で終えてプレミアリーグでのクラブ史上最高タイとなる10位でフィニッシュした。
しかし、皮肉なことに、クリスタル・パレスのようなクラブの一時的な成功はチームの弱体化に繋がってしまう可能性がある。今夏の移籍市場では快進撃の立役者であるマイケル・オリーゼがバイエルン・ミュンヘンに引き抜かれ、イングランド代表DFマーク・グエヒやデンマーク代表DFヨアキム・アンデルセン、イングランド代表MFエベレチ・エゼら主力選手の移籍の噂が絶えない。
さらなる戦力ダウンも予想されるが、それでも2シーズン連続でのトップハーフフィニッシュを予想したのはグラスナー監督の手腕が大いに期待できるからだ。彼は選手の強みを引き出すことができる監督で、チームの最適解を作り出すのが上手い。補強なしで就任時から順位を14位(勝ち点25)から10位(勝ち点49)に押し上げたことがそれを証明している。
今夏の移籍市場では、すでに退団したオリーゼをはじめ何人かの主力選手の移籍が濃厚となっているが、その大半を新戦力で補うことができるだろう。その中でも重要になると予想されるのが、指揮官のフランクフルト時代の教え子である鎌田大地で、ボランチとシャドーの両ポジションでプレーできる日本代表MFは、戦術的な幅を持たせる上でも大きな意味を持つ。昨年11月にアキレス腱断裂の大怪我を負って長期離脱していたシェイク・ドゥクレの復帰も朗報だ。
左ウイングバック(サイドバック)の層の薄さは懸念事項だが、それ以外のポジションの層は厚く、仮に引き抜かれたとしても、主力選手たちが残した移籍金を基に穴埋めの補強を行うだろう。昨季のようにスタメンがガッチリとハマれば、予想した10位以上の成績を残すかもしれない。
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