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最も優勝の可能性が高いのは? 24/25プレミアリーグ順位予想1〜10位。アーセナルかマンチェスター・シティか…

シリーズ:プレミアリーグ順位予想 text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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 現地時間8月16日に2024/25シーズンのイングランド・プレミアリーグが開幕する。昨季も最終盤までハイレベルな戦いが繰り広げられたが、果たして今季はどのような結末となるだろうか。今回は、24/25シーズンのプレミアリーグの1~10位までの最終順位を予想する(※情報は8月16日時点)(文:安洋一郎)。

10位:クリスタル・パレス

クリスタル・パレス
【写真:Getty Images】

監督:オリバー・グラスナー(2年目)
23/24リーグ戦成績:13勝10分15敗(10位)

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 昨シーズン終盤にクリスタル・パレスがみせた快進撃は凄まじかった。2月にロイ・ホジソンから引き継ぐ形で監督に就任したオリバー・グラスナーの下でチームの最適解を見つけると、ラスト7試合を6勝1分で終えてプレミアリーグでのクラブ史上最高タイとなる10位でフィニッシュした。

 しかし、皮肉なことに、クリスタル・パレスのようなクラブの一時的な成功はチームの弱体化に繋がってしまう可能性がある。今夏の移籍市場では快進撃の立役者であるマイケル・オリーゼがバイエルン・ミュンヘンに引き抜かれ、イングランド代表DFマーク・グエヒやデンマーク代表DFヨアキム・アンデルセン、イングランド代表MFエベレチ・エゼら主力選手の移籍の噂が絶えない。

 さらなる戦力ダウンも予想されるが、それでも2シーズン連続でのトップハーフフィニッシュを予想したのはグラスナー監督の手腕が大いに期待できるからだ。彼は選手の強みを引き出すことができる監督で、チームの最適解を作り出すのが上手い。補強なしで就任時から順位を14位(勝ち点25)から10位(勝ち点49)に押し上げたことがそれを証明している。

 今夏の移籍市場では、すでに退団したオリーゼをはじめ何人かの主力選手の移籍が濃厚となっているが、その大半を新戦力で補うことができるだろう。その中でも重要になると予想されるのが、指揮官のフランクフルト時代の教え子である鎌田大地で、ボランチとシャドーの両ポジションでプレーできる日本代表MFは、戦術的な幅を持たせる上でも大きな意味を持つ。昨年11月にアキレス腱断裂の大怪我を負って長期離脱していたシェイク・ドゥクレの復帰も朗報だ。

 左ウイングバック(サイドバック)の層の薄さは懸念事項だが、それ以外のポジションの層は厚く、仮に引き抜かれたとしても、主力選手たちが残した移籍金を基に穴埋めの補強を行うだろう。昨季のようにスタメンがガッチリとハマれば、予想した10位以上の成績を残すかもしれない。

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