ザッケローニ前日本代表監督【写真:Getty Images】
前日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が現地時間の9日、伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で、古巣ミランやユベントス、ローマについてコメントを残している。
同氏は日本代表監督を務める以前にはミランの監督を努め、セリエAの優勝を果たしている。
そのほかインテル、ユベントスといったセリエAのトップクラブでも指揮を取ったザッケローニは「フットボールにおいてもっとも重要なポジションはミッドフィールド(中盤)だと考えている」と自身の見解を明らかにしている。
この点において、現在の古巣ミランについて「まず取り組まなければいけないのは(リッカルド・)モントリーボをベストな状態へ戻すこと」と、長期離脱から復帰して間もないイタリア代表MFの重要性を主張。
さらにMFの質という点で見れば、「ユベントスとローマがミランの一歩先を行く」と、今季セリエAからチャンピオンズリーグに参戦している両者を高く評価した。
さらに4年間日本代表で共に戦った本田圭佑については「今季序盤、本田は常にスペースと時間を見つけ出し、ボールをペナルティエリア内に侵入しようと取り組んでいた」と、その攻撃面での積極的な姿勢を賞賛している。
またステファン・エル・シャーラウィ、フェルナンド・トーレスといったそのほかのFW陣に関しては、その実力に見合ったパフォーマンスを披露できていないと分析している。
ミランは14節を終えたセリエAで首位ユベントスとは勝ち点差14差の7位。2位ローマとも勝ち点11の差をつけられるなど、苦しい戦いが続いている。
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