森重と共にベスト11に選出された太田【写真:Getty Images】
「Jリーグアウォーズ」が9日、横浜アリーナで行われ、FC東京のDF森重真人と太田宏介がベストイレブンに選出された。
FC東京は今季、イタリア出身のマッシモ・フィッカデンティ監督が就任。同監督は、イタリア人指揮官らしくチームの守備戦術を整備。
太田が「本当に細かく指導してもらって守備の面で少しは成長できたかなという実感がある」と語り、森重が「守備の大切さは学んだし、どれだけ結果を左右するのかを感じた」と語るように、昨季の47失点から今季は33失点と大幅に失点を減らした。
その成果を示すように、ベストイレブンのDF3枠のうち2枠を太田と森重が占めた。(もう1枠は広島DF塩谷司)
森重は、戦術が浸透した要因に「監督と2人で話し合える機会も持ってくれたし、ほかの選手とも積極的にコミュニケーションをとってくれたので成績につながったと思う」と指揮官の選手に歩み寄る姿勢を挙げた。
それでも、チームは昨季の8位を下回る9位でフィニッシュ。森重は「まだまだ強いチーム、勝てるチームになりきれていない」とし、「色んな要素でもう1つレベルを上げないと。チームがそれを自覚して取り組んでいくことが大事」と来季の躍進へさらなる成長を誓った。
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