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横浜F・マリノスは明治安田J1リーグ9位に沈み、7月には今季から指揮を執っていたハリー・キューウェル監督との契約解除に踏み切った。過渡期を迎えるチームに対し、プロ20年目のベテランは何を思うのか。今のマリノスには、飯倉大樹にしかできないことがある。(取材・文:藤井雅彦)
「その上に勝利がないと意味がない」横浜F・マリノスの現在地
リーグ戦の連勝が3でストップしただけでなく、手痛い逆転負けを喫した。それなのに取材エリアに現れた飯倉大樹は穏やかな笑みを浮かべていた。
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理由は、横浜F・マリノスの現在地にある。
「アンジェ・ポステコグルーから始まったサッカーがどんどんと形を変えたり成長したり、うまくいかなかったりして、今はうまくいっている途中。だから結果よりも自分たちがどういうサッカーをするかがとても大事。その上に勝利がないと意味がない。
マリノスは神戸と違って個人でどうにかできるチームではない。自分たちのサッカーで相手を倒すことが大事。オレが勝ちだけにフォーカスしたらチームがブレてしまう。とにかくやりたいことを根差す時期。自分たちが何をしたいか。
3連勝できたのはやろうとしていることのベースが心にあったから。でも今日みたいに崩れてうまくいかないときに保てないのは、まだしっかりと根付いたわけではないということ」
この日、横浜FMはロングボールを多用するヴィッセル神戸のインテンシティの高いサッカーに完敗した。苦しい展開の中でセットプレーを生かして先制したところまでは良かったが、前半終了間際にPKを献上して同点ゴールを許すと後半20分にはディフェンスラインの背後を突かれて失点。
次の瞬間、飯倉は激昂した。