パリ五輪 男子サッカー競技　最新ニュース

開催国フランスは無念の銀メダル

　パリ五輪（パリオリンピック）2024男子サッカー競技・決勝戦、U-23フランス代表対U-23スペイン代表が現地時間8月9日にパリのパルク・デ・プランスで行われ、3-5でスペインが勝利した。フランスの先発メンバーにはジャン・フィリップ・マテタやミカエル・オリーズらが名を連ね、スペインはフェルミン・ロペスやセルヒオ・ゴメスらを先発起用した。

　試合開始早々からスコアが動く。11分、スペインのクリアボールをカットしたエンゾ・ミローがペナルティーエリア内ですぐさまシュートを放ち、ゴールを決め、フランスが先制に成功する。先制点を献上してしまったスペインだが、18分に試合を振り出しに戻す。細かいパスワークからゴール正面に抜け出したロペスがシュートを打ち、ゴールネットを揺らした。

　同点弾からわずか7分後、ロペスが再びゴールを決め、スペインが逆転に成功する。勢いづくスペインは28分、フリーキックのチャンスを得ると、これをアレックス・バエナが直接シュートを沈め、リードを2点に広げた。フランスはチャンスを作るものの追加点を奪えず、試合は1-3で前半を折り返す。

　開催国として今大会に臨んでいるフランスはただでは倒れず、スペインゴールを脅かす。77分、オリーズのフリーキックにマテタが頭で合わせるが、ボールは枠外にそれてしまった。しかしそのわずか2分後、フランスは再びフリーキックのチャンスを得る。オリーズのFKをマグネス・アクリウシェがコースを変え、ゴールネットを揺らした。

　フランスの1点ビハインドで迎えた後半終了間際に劇的な展開が待っていた。89分、フランスのコーナーキックのシーンで、アルノー・カリミュエンドがボックス内で相手に倒され、PKを獲得。これをマテタが決め、土壇場でドローに持ち込んだ。準決勝と同様にフランスは延長戦を戦うことに。

　延長前半100分、スペインに勝ち越し弾が舞い込む。ゴール前でパスをつなぎ、最後は後半に途中出場したセルヒオ・カメージョがボックス内でシュートを打ち、ゴールネットを揺らした。そして延長後半アディショナルタイム、カメージョが再びゴールを決めて、試合は終了。激闘を制したスペインの優勝で男子サッカーの大会は幕を閉じた。

現地時間9日に行われたパリ五輪2024男子サッカー競技の結果は以下の通り。
フランス 3-5 スペイン