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キングスレイ・コマンがパリ・サンジェルマンに復帰か？

　バイエルン・ミュンヘンのフランス代表FWキングスレイ・コマンが、パリ・サンジェルマン（PSG）への復帰が近づいているようだ。スペインメディア『FICHAJES.COM』が、6日に報じている。コマンの契約は、2027年6月30日までとなっているが、今後の去就に関心が集まっている。

　PSG下部組織出身のコマンは、2015年夏にユベントスからバイエルンにレンタル移籍で加入すると、2017年にバイエルンが買取オプションを行使し、完全移籍となった。23/24シーズンはけがに苦しみ、公式戦27試合で5ゴールと3アシストに留まり、その結果、満足のいくシーズンを送れなかったウィンガーは、バンサン・コンパニ新監督のもとで、新シーズンを戦うクラブでの居場所はないと伝えられている。

　同メディアは、「移籍市場に詳しいドイツ人ジャーナリストのフロリアン・プレテンベルグ氏が言うように」と前置きし、「コマンに扉が開かれることになる。新しい目的地を探すために」と報じた。さらに「PSGが明確に興味を示している。とりわけ、バイエルン側がレンタル契約に、買い取りオプションを付けることを受け入れる可能性があるからだ。今後どうなるかは見守る必要があるが、選手の状況は確実に変化し、彼の未来は大きく変わる可能性がある。現状では移籍が非常に現実的な選択肢となっている」と伝えている。

　バイエルンは、今夏にクリスタル・パレスからMFミカエル・オリーズ、フラムからMFジョアン・パリーニャ、VfBシュトゥットガルトからDF伊藤洋輝の3人を獲得し、総額1億2900万ユーロ（約206億円）もの補強費を費やしている。報道によれば、損失を補填し、資金を確保する必要があるため、出場機会の減少が予想されるコマンの売却に踏み切ったようだ。果たしてコマンは、プロデビューを果たした古巣のPSGに戻ることになるのだろうか。