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【写真：Getty Images】

遠藤は放出候補？

　リバプールに所属する日本代表の遠藤航には、リーグアンのオリンピック・マルセイユが獲得に関心を示しているなど今夏における移籍の噂が絶えない。地元メディア『LIVERPOOL ECHO』は現地時間3日に、遠藤が今夏の放出候補であると報じていた。

　昨夏にリバプールに移籍した遠藤は、名将ユルゲン・クロップ監督の信頼をつかみ重要な試合でも先発出場するなど、チームの主力といっても良い活躍を見せていた。しかし、遠藤を重宝したクロップ監督は昨季限りで退任。新しくオランダ人のアルネ・スロット監督が新指揮官に就任している。

　現在リバプールがアメリカで行っているプレシーズンマッチでは、昨季とは陣容や戦術も異なる姿を徐々に見せており、新監督の色が徐々にチームに浸透している状況だ。そんな状況の中、同メディアは遠藤について次のように伝えている。

「リバプールはマルセイユからの1200万ポンド（約23億円）のオファーを拒否しており、遠藤の未来も明らかになりそうではある。クラブはこのMFの売却を積極的に考えているわけではないが、数多くのクラブが彼を注視している。そして、ここまでの（プレシーズンマッチの）3試合で先発出場したのは1試合だけであり、新監督が好む守備的MFではないとの見方が続いている」

　また、「仮にリーグアンからリバプールの評価額に近いオファーが来た場合、クラブは決断を迫られるだろう」とも伝えており、今夏における放出候補の1人として名前を挙げていた。もっともまだプレシーズンの段階であり、新監督はこれまで中盤の選手について様々な組み合わせを試している。純粋な守備的MFの選手は遠藤しか現状存在していないので、今後信頼を掴む可能性もあるだろう。