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長野風花がアメリカ戦について言及
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は現地時間3日、パリ五輪(パリオリンピック)準々決勝でアメリカ合衆国女子代表と対戦した。試合は延長の末、0-1でなでしこジャパンが敗れた。試合後、ボランチの位置で先発フル出場を果たしたMF長野風花がインタビューに応じている。
長野は、ボールに関与するプレーは少なかったが、ボールを持った際には、チームに落ち着きを与えた。さらには、持ち前の運動量で気の利くプレーを見せた。しかし、なでしこの10番としてチームを勝利に導くことはできなかった。
25歳の長野は、「間違いなく私たちの方が体も動いていたし、アメリカの怖さのカウンターっていうのも全然うまく対応できて、ボールを持たれたけど、私たちもチャンスはあった中で、そこで決めきる力だったり、守り抜く力っていうのを、アメリカの勝負強さを感じました」とアメリカとの差について言及した。
また、アメリカに70%ほどボールを支配されたことに関しては、「(ボールを)回されるぶんには何とも思わなかったけど、やっぱりカウンターだったり、持ち運ぶ力っていうのは凄いと感じました」と述べたうえで、「スペインよりかは流動性もなくて、自分自身は唯(MF長谷川)と協力しながら守れているところもあったし、本当に試合展開を考えたら、ここで負けたっていうのは…」と初戦のスペイン戦を引き合いに出しながら、悔しさを滲ませた。
今大会を長野は、「ワールドカップでチームに全然貢献できなかったっていうのもあるし、本当にチームとして、このチームで上を目指せるって思ったし、今日のアメリカ戦だって、やっていて思った」と話し、「リバプール、海外、イングランドでやって、日々レベルの高い選手たちと試合ができた中で臨んだパリ五輪だったので、もっとチームの力になりたかったし、まだまだ成長しないといけないなと感じています」と所属するリバプールでの経験を述べながら、レベルアップの必要性について語った。
(取材:加藤健一【フランス】、構成:編集部)
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