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パリ五輪(パリオリンピック)2024、男子サッカー競技でサッカーU-23日本代表はベスト8という形で幕を下ろした。今大会に臨んでいる同チームの中で、最も市場価値が高い選手は誰なのか。今回は、データサイト『transfermarkt』が算出したデータをもとに、バックアップメンバーも含めたU-23日本代表の市場価値ランキングを紹介する。※市場価値は7月25日時点、金額が並んだ場合はサイトに準拠。
20位:内野貴史
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年3月7日
所属クラブ:デュッセルドルフ(ドイツ)
市場価値:35万ユーロ(約5600万円)
23/24リーグ戦成績:16試合1ゴール0アシスト
U-23日本代表の市場価値ランキング20位にランクインしたのは内野貴史だ。田中碧と共にデュッセルドルフでプレーしている同選手の市場価値は35万ユーロ(約5600万円)となっている。
ジェフユナイテッド千葉のユースに在籍していた内野は、高校卒業後すぐにドイツへと渡りデューレンの育成組織に加入した。2020年にドイツ4部のアレマニア・アーヘンに移籍すると、20/21シーズンにはリーグ戦35試合に出場。着実に出場時間を確保し、21/22シーズンにデュッセルドルフのセカンドチームに加入、翌シーズンにトップチームと契約を締結した。今季はプレーオフでPKを失敗し涙をのむシーンもあったが、自己最多の同16試合に出場している。
内野は両利きであるため、デュッセルドルフで右SBと左SBのどちらのポジションでもプレーしている。高い戦術理解度と足元の技術は随所に生かされ、代表戦でもビルドアップの組み立てで積極的にかかわり、チームに推進力を与えている。ドイツのリーグで揉まれる中でプレー強度も身につき、攻守においてバランスの良い選手に成長した。
パリ五輪のメンバー選考では招集外だったものの半田陸の離脱によってバックアップメンバーに緊急招集された。両SBをこなせる人材は貴重なため、成長を続ければ他の海外クラブからのオファーも舞い込んでくるだろう。