再びフランス移籍するFW大滝麻未【写真:Getty Images】
ネスレカップ国際女子クラブ選手権(IWCC)で、岡山湯郷Belleとの国内クラブ対決を制し、3位となった浦和レッズレディース。
この試合でチーム3点目を挙げているFW大滝麻未が、フランス1部のEAギャガンへ移籍することとなった。6日、クラブ公式サイトが発表している。
大滝は2013年にフランスのオリンピック・リヨンから浦和レッズLに加入。フランスでは2シーズンを過ごし、途中出場が多かったもののリーグ戦15試合11得点を挙げた。
しかし、浦和では約1年半でリーグ戦21試合に出場し、3得点と思うような成果を残せていなかった。
移籍に際し、大滝はクラブ公式サイトで「1年半という短い時間でしたが、仲間やスタッフ、そしてファン・サポーターの皆様に支えられ今の私があると思っています」と感謝の意を述べ、「浦和レッズレディースで学んだことを胸に、更に成長した姿お見せできるように頑張ります」と意気込みを語っている。
移籍先のEAギャンガンはフランスリーグ1部で昨季5位のクラブ。今季は11試合を終えて4位につけている。20歳前後の選手がほとんどの若いチームで、25歳以上の選手はたった2人しかいない。
一方、有望株の宝庫でもあり、2012年のU-17W杯でゴールデンボール(大会MVP)を受賞し、弱冠19歳でフランス代表に定着しつつあるDFグリージュ・ムボク・バティ。さらには現在はナイジェリア代表で9番を背負い、日本で開催された2012年のU-20女子W杯の3位決定戦、日本戦でゴールも決めたデシレ・オパラノジエが在籍。他にもフランスの各年代別代表選手がチームの約半数を占める。
リヨンでプレー経験があり、フランスリーグ通算15試合11得点の実績や代表での国際経験も豊富な大滝には即戦力としてチームをより上へ引き上げる活躍が求められそうだ。
日本では満足のいくプレーを披露できなかった大滝だが、2シーズンを過ごしたフランスの地で復活し、再びなでしこジャパンのジャージに袖を通すことを目指す。
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