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横浜F・マリノスは7月15日付けでハリー・キューウェル監督との契約を解除した。これまで歴代監督たちの下で積み上げてきた攻撃的なスタイルを、結果に結びつけることができなかった。過去の監督たちを支えてきた暫定監督は、その原因を一番よく理解しているのかもしれない。(取材・文:ショーン・キャロル)
解任理由は結果だけではない。マリノス上層部が不安に感じたこと
横浜F・マリノスにとって、ここ数ヶ月は大変な時期だった。
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5月11日、ハリー・キューウェル監督率いるチームは、AFCチャンピオンズリーグ決勝第1戦のアル・アインFC戦で2−1と勝利したことで、アジア大陸の栄光を目前にしていた。しかしそのわずか65日後、リバプールとリーズの元選手だった指揮官は職を失った。
彼の解任の種は、5月25日のハッザーア・ビン・ザーイド・スタジアムでのACL決勝第2戦で蒔かれたようだ。5−1という結果だけではない。それに対する監督の反応は間違いなく自身の解任を後押しするものになってしまった。
キューウェル監督は、その試合での審判の判定を「衝撃的」で「ひどい」と激しく非難したが、これはJリーグの舞台でも再び取り上げられるテーマだった。
例えば、翌週末に国立競技場で鹿島アントラーズに3−2で敗れた後、キューウェル監督は記者会見の大半を木村博之主審のジャッジに対する不満に費やした。この激しい発言は、マリノスの上層部には特に不評だったと報じられている。
チームはJ1の順位表で11位、首位のFC町田ゼルビアとは17ポイント差で短いサマーブレイクを迎えたが、この結果だけがキューウェル解任の原因ではなかったようだ。オーストラリア人監督が最後に指揮を執った7月14日は、リーグ戦2位と好調を維持していた鹿島相手にホームで4−1の勝利を収めた試合だったという事実からもそれがわかる。
7月20日に国立競技場で町田に1−2で勝利した試合の後にアンデルソン・ロペスは語った。