日本代表はアジア杯直前に練習試合を実施【写真:Getty Images】
開幕が約1カ月後に迫ったアジアカップ。日本代表は1月2日に現地入りして初戦の会場となるニューカッスル近郊のセスノックでキャンプを行うことが決まっている。
そして今回、直前キャンプ中に地元クラブと練習試合を行うことが明らかになった。
日本代表と対戦するのは北ニューサウスウェールズ(北NSW)プレミアリーグ(豪2部相当)所属のランブトン・ジャッファスFCだ。クラブが公式HP上で発表した。
オーストラリアは唯一のプロリーグであるAリーグを頂点に、その下は各地域のリーグが整備されている。地域リーグはナショナル・プレミアリーグス(NPL)という組織が統括しており、北NSWの他にオーストラリアン・キャピタルテリトリー、NSW、クイーンズランド、南オーストラリア、タスマニア、ヴィクトリア、西オーストラリアと全8地区に分かれてリーグ戦が行われている。
今回対戦するランブトン・ジャッファスFCは北NSW地区1部のリーグ戦を3位で終え、プレーオフを制して2014年度チャンピオンに輝いた、アマチュアとはいえそれなりの実力のあるチームだ。
日本代表との練習試合は、クラブ公式HPによると1月5日にセスノックの街の南端に位置するセスノック・スポーツグラウンドで行われることになっている。キックオフ時間は未定。
キャンプ中も同じスタジアムを使用して練習を行うようで、先週日本サッカー協会から代表チームの総務を務める津村尚樹氏らが同地を訪問したことをセスノック市議会がHP上で明らかにしている。
同市の経済開発マネージャーを務めるジェーン・ホールズワース氏は「日本からのゲストを迎えるのは私たちにとって喜ばしいことで、日本代表の到着に向けて興奮しています」と歓迎のコメントを寄せた。
セスノック・スポーツグラウンドはメインスタンド(座席)とバックスタンド(芝生席)を備えた最大1万人収容のスタジアムで、普段はラグビーなどに使用されている。
練習試合が一般公開されるかなどは明らかになっていないが、日本代表にとってアジアカップ前にチームの完成度を確かめる貴重な実戦の機会になりそうだ。
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