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ユスファ・ムココがレンタル移籍へ？

　ベティスは、ドルトムントFWユスファ・ムココのレンタル移籍での獲得オファーを提示したようだ。未完の大器は育ったドイツの地を離れ、キャリアの新たなステップをスペインの地で踏むことになるのだろうか。現地時間29日、スペインメディア『El Desmarque』が報じた。

　ベティスは今夏、2022/23シーズンまで主力ストライカーだったFWボルハ・イグレシアスがレンタルでセルタへ、2023/24シーズンにセンターフォワードのポジションをこなしたFWウィリアン・ジョゼがスパルタク・モスクワへ移籍。ストライカーの補強が必至となっていた中、このドイツ代表経験もある19歳に白羽の矢が立ったようだ。同メディアによれば、ドルトムントは完全移籍での放出を優先事項としているようで、ベティスへのレンタル移籍が起こるのは、これらの交渉が上手くいかなかった場合に限定されるようだ。

　ムココはプレミアリーグのクラブやマルセイユからの関心も伝えられており、どのクラブを選ぶのか、注目が集まっている。そもそも今夏の退団を求める理由は、代理人が明らかにした通り、ドルトムントでの出場機会への不満であり、同メディアによれば、ムココは移籍先選びにおいても自身がどれだけプレーできるかを重視しており、金銭面の条件は二の次だそうだ。トップチームデビューから4年、リーグ戦で40試合以上出場したシーズンが1度もないまま20歳を迎えようとしている。その才能を花開かせる舞台は、果たしてどこなのか。