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南萌華が語るブラジル女子代表戦のポイント
パリ五輪(パリオリンピック)女子サッカー競技・グループC第2節、ブラジル女子代表対なでしこジャパン(日本女子代表)が現地時間28日(日本時間29日)に行われる。なでしこジャパンDF南萌華がブラジル女子代表戦の前日に取材陣のインタビューに応えた。
スペイン女子代表戦から中2日で臨むことになる今回の試合だが、南は「タイトなスケジュールなんですけど、過去なでしことして海外で合宿してきた日程的にもこの五輪を想定した形で、中2日で試合をしたりという合宿が多かったので、チームとしてそこに慣れてこの大会に来れてるのかなっていう印象はある」と話しており、コンディション面では問題はなさそうだ。
スペイン女子代表戦では、初めは4バックで臨んでいたなでしこジャパン。後半に入ると3バックに変えたりと、状況に応じて臨機応変に対応した。フォーメーションを変えたことについて南は「チームとしてやっていく中で、後ろが3枚の方が良いというところで、選手の中で判断して、後半システムを変えたというところでは、より自分達でいろんなことを考えながら、フォーメーションをチェンジして戦えているのかなという部分では一つ強みかなと思う」と選手たち自身が自主的に話し合い可変していたという。
次の相手はブラジル女子代表だが、この1年間で3度も対戦し、PK戦での敗戦も含めると、1勝2敗と負け越している。今年4月のアメリカ遠征では、前半に先制しながらも追加点を奪えず、後半に同点にされてしまい、PK戦の末に敗北を喫した。その試合にフル出場を果たしていた南にとって、ブラジル女子代表を無失点に抑えられなかったことを悔やんでいるはずだ。
今回のブラジル女子代表戦についてのポイントについて南は「後ろの選手たちの強さってところはスペイン戦はなかなか出す機会がなかったかなと思っていて。ブラジル戦はよりそこの強さがカギになってくるかなって思っていて、個で剥がしてくる選手たちが多かったりとか、ブラジルだと前目により多くの選手を置いてきたりというところでは、DFラインの1対1で負けないというところはすごい重要になってくると思う」と話した。
4月のリベンジマッチという位置付けにもなるが、なでしこジャパンは今大会初勝利を掴み取ることができるだろうか。
(取材・文:折原亘)
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