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まさかの人気低迷…? J1入場者数アップ率ランキング11〜20位。最下位は横浜F・マリノスに…

シリーズ:観客数ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグは後半戦に突入し、FC町田ゼルビアがなおも首位に立っている。町田のようにファンの期待が高まっているクラブがあれば、盛り上がりに欠けるクラブもある中で、今回はJ1リーグ全20クラブの今季の1試合平均のホーム観客動員数を集計し、昨季からの上昇率をランキング形式で紹介する。(データは第24節終了時点)


20位:横浜F・マリノス

横浜F・マリノス
【写真:Getty Images】

本拠地:日産スタジアム
収容可能人数:7万1624人
2023シーズン1試合平均:2万7716人
2024シーズン1試合平均:2万2979人
前年比:82.9%

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 2023シーズンと比較して観客動員数の減少率が最も高いJ1のクラブは横浜F・マリノスだ。2023シーズンは1試合平均2万7716人だった観客動員数が、今シーズンは2万2979人で、前年比82.9%となっている。

 2023シーズンのJ1リーグを2位で終えた名門マリノスは、ホーム開幕戦の第2節・アビスパ福岡戦が1万9487人、続く第3節・ガンバ大阪戦(延期分)が1万5528人の観客動員数で、昨シーズンの平均に届かない厳しいスタートとなった。

 その後も数字は伸び悩み、3万人超えは第11節・ジュビロ磐田戦、第18節・FC町田ゼルビア戦、第23節・鹿島アントラーズ戦の3試合のみである。

 減少の要因はさまざまに考えられるが、まずはシーズン序盤のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の影響があっただろう。アル・アインFCと対戦した決勝の第1戦で5万3704人の観客が入るなど、ファンの間でもアジアの戦いに重きを置いた人もいるはずだ。また、過密日程で平日開催が増えたことも、集客の面に大きな影響を与えていそうだ。

 そして、ACLに力を注いだ影響もあって、リーグ戦で不振に陥った。昨シーズン2位のマリノスにとって、現在の11位という順位は低迷を意味しており、ハリー・キューウェルは監督の座を解任された。優勝を争うことが期待されるクラブのファンにとっては、あまりにも物足りないシーズンだ。

 昨シーズンのマリノスは、優勝争いをしていたリーグ戦終盤9試合のうち6試合で観客動員数3万人超えを達成し、平均を引き上げる要因になった。今シーズンは優勝争いに食い込まない限りは終盤の劇的増加にもあまり期待できないため、ここから平均を上げるのは大変だろう。

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