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金メダル候補の力を見せつけたスペイン女子代表
【日本 1-2 スペイン パリ五輪C組第1節】
なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間25日、パリ五輪(パリオリンピック)2024・女子サッカー競技グループリーグC組第1節でスペイン女子代表と対戦した。試合は1-2でなでしこジャパンが敗れた。スペインメディアが、このゲームを振り返っている。
『マルカ』は、「スペインが亡霊に打ち勝つ」と見出しを付けた。スペインは2023年のFIFA女子ワールドカップで優勝したが、グループステージで敗れた相手がなでしこジャパンだった。
立ち上がりはなでしこジャパンが好スタートを切り、同メディアは「開始直後にワールドカップの敗戦という過去の亡霊がスペインにまとわりついた」と記している。
それでも、アイタナ・ボンマティの得点で22分に同点とすると、「スペインは息を吹き返してさらに攻撃を仕掛けた」「ハーフタイム後は普段と違う雰囲気で試合に臨み、よりアグレッシブでより大胆に、つまり、よりスペインらしく、スピードを持ってボールを動かして、日本の背後のスペースを探った」と、パフォーマンスに手応えを感じている様子だ。
『アス』も「日本へのリベンジで五輪デビュー」と記している。「池田太監督はワールドカップでスペインを苦しめた3バック+ウイングバックのシステムを捨て、宮澤ひなた、長谷川唯、藤野あおばといった選手たちの創造性に期待した」とワールドカップとのなでしこジャパンの違いに触れた。
同メディアは、初の五輪出場となるスペイン女子サッカーチームが緊張していたことを指摘。その上で、「なんとか緊張を解く必要があったが、その役割を藤野のゴールが果たしてくれた」とし、なでしこジャパンの先制点でスペインが本来のプレーを取り戻したと主張している。
FIFAランキング首位のスペイン女子はパリ五輪の金メダル候補だが、ワールドカップで負けたなでしこジャパンとの対戦は警戒していたはず。大事な初戦で逆転勝利を収めたことは、大きな自信になっているかもしれない。
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