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【現地情報】平河悠はグラウンドに姿を現さず。悪質タックルで足首を負傷。サッカーU-23日本代表は10人で練習【パリ五輪】

text by 編集部 photo by Getty Images

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U-23日本代表FW平河悠
【写真:Getty Images】



悪質タックルで負傷交代…。サッカーU-23日本代表FW平河悠の状態は?

 サッカーU-23日本代表は現地時間24日、パリ五輪(パリオリンピック)グループリーグ第1節でU-23パラグアイ代表を5-0で下した。大勝から一夜明けた25日の練習では、前半途中から出場した佐藤恵允と先発メンバー11人を除く、バックアップメンバーも含めた10人がグラウンドに姿を現している。

 気になるのは負傷交代した平河悠の状態だ。ウィルダー・ビエラが退場処分を受けたプレーで右足首を踏まれた。一度はプレー続行を選んだが、約10分後にはピッチに座り込み、担架で運ばれている。最終的には自らの判断でプレーをやめる形になった。

 このときすでにU-23日本代表は先制しており、退場によりU-23パラグアイ代表は1人少ない状況となっていた。負けたら終わりの状況ならいざ知らず、無理して患部を悪化させるよりは、交代して次戦以降に望みをつなぐ判断は賢明だったかもしれない。一夜明けたこの日の練習には姿を現さず、別メニュー調整となった。

 幸いにも大会直前にレギュレーションが変更となり、18人のメンバーと4人のバックアップメンバーは、手続きを踏めば毎試合入れ替えることができる。たとえば、残りのグループステージ2試合は他のバックアップメンバーが平河に代わってベンチ入りし、決勝トーナメントから復帰することも可能となる。

 裏カードのU-23イスラエル代表対U-23マリ代表が引き分けたことで、初戦に勝利したU-23日本代表のグループステージ突破の可能性は非常に高くなった。平河の賢明な判断は、U-23日本代表の大会結果を左右することになるかもしれない。

 練習は10人で行われ、植中朝日や鈴木海音らの声が響き、1時間近くに渡って密度の濃いトレーニングが行われた。

(取材・文:加藤健一【フランス】)

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【了】

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