トッテナム指揮官ポチェッティーノ【写真:Getty Images】
昨季はプレミア・リーグで6位。2011−12シーズン以来のトップ4入りに向け、今季はマウリシオ・ポチェッティーノ新監督の下、歩み始めたトッテナム。
しかし、ここまでは6勝2分け5敗、勝ち点20で暫定9位。ここ2試合は連勝と復調の兆しを見せているが、決して満足のいく結果ではないだろう。
そして、今節(第14節)では苦手とするアウェイ・チェルシー戦を迎える。トッテナムはチェルシーのホームスタジアム、スタンフォード・ブリッジでは1990年の2月に勝利を挙げて以降、実に24年間一度も勝てていない。
ポチェッティーノはこのことについて、エスパニョールで監督を務めていた2009年の出来事と重ねて見ているようだ。
現地時間2日付の『ガーディアン』によれば、2009年1月にエスパニョールで監督デビューを果たしたポチェッティーノは、就任からわずか1か月後にカンプ・ノウ(バルセロナの本拠地)でのバルセロナ戦で見事勝利を挙げた。
この勝利は、27年間カンプ・ノウで勝てなかったエスパニョールにとってまさに快挙。当時のバルセロナは現バイエルン監督の”ペップ”・グアルディオラが率いて3冠を達成した、まさに最強チームだった。
ポチェッティーノは当時のことを、「あのバルセロナ戦のことは覚えている。私にとっては監督として3試合か4試合目の試合だった。私は高い位置からプレスをかけるいつもと違う戦術をとったんだ」と、振り返っている。
42歳のアルゼンチン人指揮官は、今季無敗で首位を独走するチェルシー相手に、バルセロナで成し遂げた快挙の再現を狙っている。
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