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サッカーU-23日本代表は現地時間24日、パリオリンピック(パリ五輪)グループステージ第1節でU-23パラグアイ代表と対戦し、5-0で勝利した。先制点を含む2アシストで攻撃を牽引した斉藤光毅は、いくつもの苦しい時期を乗り越えて、大舞台で自らの価値を証明した。(取材・文:加藤健一【フランス】)
斉藤光毅が欧州で培ってきた「戦う術」
平河悠にレイトタックルを見舞ったワイルダー・ビエラが、オンフィールドレビューの末に退場処分を受けた。このシーンを筆頭に、U-23パラグアイ代表の選手たちの荒さが目立ったが、斉藤光毅は“いつも通り”プレーしていた。
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「世界大会ではそういうプレーも多いと思うし、自分がヨーロッパでやっているときもそういうプレーが多い。比較的慣れている部分はあるんですけど、そういうところもしっかりとうまく利用する。アフターで削ってきたときに自分たちがリアクションしなければ相手はもっとイライラすると思うし、逆手に取るというか、メンタル的な駆け引きをしようと思っていた」
普段通りのプレーが、2アシストという結果につながった。「ポケットをみんなで取って、相手を疲弊させるという指示というか、共通認識を持って、結果的に相手も疲弊して5-0という結果になった」と大勝の要因を振り返った。大舞台でも狙い通りのプレーができたことが、5-0という大勝へとつながった。
斉藤が横浜FCから欧州へ活躍の舞台を移して、早いもので3年半の月日が流れた。その間で斉藤は海外の選手たちと対峙する術を身につけていった。
高校2年生で横浜FCとプロ契約を結び、19歳で欧州へ。22歳だった昨季はエールディビジのロッテルダムで主力としてプレーしている。傍から見れば順風満帆に見えるキャリアだが、その陰には苦労も見え隠れする。