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現地時間24日に開幕したパリ五輪(パリオリンピック)・男子サッカー競技。本大会に臨むサッカーU-23日本代表のメンバー選考は世間の目にどう映ったのか。さまざまな意見がある中で、今回はパリ五輪メンバーに招集したかったものの、呼ぶことが叶わなかった欧州日本人選手10人をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:久保建英(くぼ・たけふさ)
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年6月4日
所属クラブ:レアル・ソシエダ(スペイン)
23/24リーグ戦成績:30試合7得点4アシスト
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パリ世代を代表するスターである久保建英だが、4年に1度の大舞台に立つことはやはり“難しかった”。
同月、久保はジャパンツアーを行うレアル・ソシエダの一員として来日。その際にパリ五輪不参加を自らの口で説明している。
五輪のメンバー招集はA代表と異なり拘束力がなく、選手が所属するクラブ側に拒否権がある。久保についても、レアル・ソシエダ側がコンディション面などを考慮して派遣に難色を示したことでパリ行きが見送られた。久保は取材の中でクラブ側の見解に理解を示している。
もちろん、U-23日本代表を率いる大岩剛監督も久保の招集を願っていたはずだ。山本昌邦ND(ナショナルチームダイレクター)ら日本サッカー協会(JFA)の関係者も、最後まで招集の可能性を模索していたものと思われる。一方で、レアル・ソシエダの絶対的な主力である久保をパリに呼び寄せるにはクラブ側に拒否権という大きな障壁があることは周知の事実であり、久保不在のシナリオもしっかり想定されていたであろうことは容易に想像がつく。
東京五輪の3位決定戦でU-24メキシコ代表に1-3で敗れ、久保は試合後に人目も憚らず号泣した。3年前のあの涙をパリの表彰台で笑顔に変えてほしいと願うファンの思いが、今回実現することはなかった。