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オルモ移籍の壁は？

　UEFAユーロ2024（EURO2024）でスペイン代表として、同国の優勝に大きく貢献したダニ・オルモ。多くのビッグクラブが関心を示しているとの噂があがっているものの、具体的なオファーなどはまだ報じられていない状況だ。『スカイスポーツ ドイツ版』は現地時間20日に、同選手の移籍が進まない理由を報じていた。

　ブンデスリーガ・RBライプツィヒに所属するダニ・オルモは、昨季リーグ戦21試合に出場して4ゴール5アシストを記録。スペイン代表として出場したEURO2024においても、6試合に出場して3ゴール2アシストをマークするなど、同国の史上初となる4度目の大会制覇達成の立役者の1人となった。

　そんな同選手にはバルセロナやバイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティなど、ヨーロッパを代表とする多くのビッグクラブが関心を示していると噂されている。スペインメディア『GET FOOTBALL』も、「オルモへの関心が強まる。彼がドイツを離れる場合、バイエルンかプレミアにいく可能性が高い」と、移籍の可能性について報じていた。

　しかし同選手の契約解除条項の期限は7月20日までだと言われており、期限までに移籍の噂があがっていたクラブが実際に獲得に動くことはなかった。同メディアは、「なぜ誰も契約に動かないのか。選手獲得に躊躇する理由は、必要な金額が高額であることだ。解除条項6000万ユーロ（約96億円）＋契約金＋年俸、長期契約をすればすぐに1億ユーロを超えてしまう」と、移籍に必要なお金がかかりすぎることを指摘。

　さらに、「負傷歴を見れば契約が危険であることがわかる」と言葉を続けていた。ドイツの移籍専門サイト『transfermarkt』によると、オルモは昨季に怪我の影響でクラブと代表で合計29試合を欠場。さらに22-23シーズンも合計20試合欠場と、負傷による戦線離脱が目立っている。果たして、ユーロ優勝の立役者となったダニ・オルモは今夏にビッグクラブへ移籍することになるのだろうか。

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