久保建英 最新ニュース

【写真：Getty Images】

久保に対するジダン氏のコメントが注目

　レアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表の久保建英に、プレミアリーグのリバプール移籍の噂が持ち上がっている。現地メディア『Daily Express』は現地時間22日に、元レアル・マドリードの監督でフランス代表のレジェンドでもあるジネディーヌ・ジダン氏の、久保に関する評価に脚光を当てていた。

　『Daily Express』は、「アルネ・スロット新監督のプレミアリーグデビュー前に、チームはフォワードの強化を図っている。そして今夏には、ソシエダに所属する久保建英獲得に強い関心を示しているようだ」と述べた上で、なぜ久保の獲得に動いているとの噂が持ち上がっているのか次のように指摘していた。

「レッズはまだ移籍市場に足を踏み入れていない。しかし、ピッチの両サイドの選手を補強することに熱心であり、左サイドのDFと右サイドのモハメド・サラーの代わりとなる選手の獲得が優先事項となっている」

　さらに、「久保はリバプールにとってエキサイティングな選択肢であり、クラブが求めているポジションの適任だ」と伝え、「23歳の彼はスペインで長年にわたり多くの賞賛を得ており、過去にはジネディーヌ・ジダンからも絶賛されている」と、久保について言及したジダン氏のコメントを紹介している。

「久保は良いシーズンを送っていると思う。たくさんプレーしているし、それは我々全員が望んでいたことだ。彼は現在、そして将来においても非常に興味深い選手だ。彼が好調で嬉しい。もちろん、明日彼がチームにいてくれたらその方がいいだろう。しかし、私は彼の幸運を祈っているし、このまま続けてほしいと思っている」

　同メディアは、「ジダンはリバプールに5500万ポンド（約104億円）の移籍を完了すべき理由を語っていた」と前置きし、「彼は両サイドでも中央でもプレーできる。日本人プレイメーカーの多才さは、層の厚さを増したいリバプールの注目を集めるに違いない。たった1人の選手と契約するだけで、複数の異なる役割をカバーできるようになる」と、複数のポジションでプレーできる久保がリバプールでも活躍できる可能性はあると強調していた。