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【写真：Getty Images】

冨安が再び負傷

　アーセナルに所属するサッカー日本代表DF冨安健洋が、膝の負傷によって今夏のプレシーズンマッチをすべて欠場する可能性が高いようだ。現地メディア『football london』など複数メディアが現地時間21日に、日本代表選手の怪我の状況とそれがもたらすチームへの影響について報じていた。

　アーセナルは21日に、サッカー日本代表の冨安が膝の故障の影響で、アメリカで開催されるプレシーズンツアーに参加しないことを発表した。クラブ公式サイトでは、「キーラン・ティアニー（ハムストリング）と冨安健洋（膝）はトレーニングセンターでメディカルスタッフからの治療を受けるためにロンドンに残る」と伝えている。

　この発表を受けて地元メディアは、「彼は6月に行われたワールドカップ予選で、日本がシリアに5-0で勝利した試合にも出場した。（その後）シーズン前のトレーニング第1週はロンドン・コルニーで行われている。しかし、冨安は明らかに新たな怪我を負っており、アーセナルでのキャリアの大半で同様の問題に悩まされてきた」と、負傷がちな日本代表DFについて言及。

　さらに、「負傷の重症度が明らかになった。今年初め、ふくらはぎの2度の負傷により、冨安は2か月近く試合に出場できなかった。アルテタ監督はそのようなことが繰り返されないことを望んでいるだろう。その点を踏まえると、当初の推定では2〜3週間の欠場となり、プレシーズン全体を欠場する可能性がある」と、新シーズンに向けて重要なプレシーズンマッチへの出場は絶望的であることを報じていた。

　また、「多くの短期的な問題により、アルテタ監督は冨安に完全には頼れないため売却を考えたくなるかもしれない」と指摘したものの、「監督の過去の発言を見ると、売却を認める可能性は非常に低いようだ」と、現状は監督に信頼されており怪我の影響で放出される可能性は低いと述べている。

　しかし、英メディア『The Sun』では、「冨安健洋は膝の故障のため、アーセナルのアメリカでのプレシーズンツアーを欠場する」と題した記事で、「ファンはこのニュースに激怒し、冨安の売却を求める声さえ上がっている」と、度重なる負傷で欠場期間が長引く冨安に対してファンの間では不満の声が上がっていることを強調していた。