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シャルケSD、内田のアジア杯招集を拒否の意向

text by 編集部 photo by Getty Images

シャルケSD、内田のアジア杯招集を拒否の意向

代表とクラブの板挟みとなっているDF内田篤人【写真:Getty Images】

 シャルケのホルスト・ヘルトSD(スポーツディクター)が、日本代表のDF内田篤人のアジア杯での代表招集を拒否する姿勢を示している。1日のドイツ紙『キッカー』が伝えている。

 ヘルトSDは、1月に行われるアジア杯で日本代表に招集が濃厚な内田について、チームに留まらせたいようだ。

 2015年に行われるアジア杯は1月9日から31日までの期間オーストラリアで開催。代表合宿は、12月29日から開始され、最大で1ヶ月以上チームを離れることとなる。

 さらにブンデスリーガは12月21日で一度ウインターブレイクに入り、1月31日に再開される。

 代表合宿から参加することを考えると、休みが約1週間しかない上に、年明けのチーム合宿には参加できない。加えて、日本が決勝へ進むとなれば、再開後の初戦には出場は不可能となる。

 シャルケで欠かせない存在となっている内田。さらにFWのエリック・マキシム・シュポ=モティンもカメルーン代表としてアフリカネーションズカップへの招集が濃厚とあり、主力2人の欠場はシャルケにとって大きな打撃となる。

 その状態についてへルトSDは「われわれは再開初戦でシュポ=モティンと内田を欠くことをそう簡単に受け入れることは出来ない」と、同紙に明かした。そして「代表監督、または協会と話し合う」と、招集を拒否する姿勢を示している。

 前回の代表招集の際には、右ひざの調子が万全ではないと話していた内田だが、休みが取れないとなるとその状態も気になるところ。悪化して長期離脱は避けたいところだが、日本代表にとっても、シャルケにとっても重要な選手であり、どちらも起用したいことは間違いない。

 同紙は国際Aマッチで拘束力はクラブ側にないため、望みは少ないと予想してるが、果たしてどういう結論がでるのか、ヘルトSDと協会の話し合いの行く末が注目される。

【了】

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