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【写真:Getty Images】
ウィリアムズ獲得の秘策とは?
バルセロナがUEFAユーロ2024(EURO2024)で大活躍したニコ・ウィリアムズ獲得に向けて、移籍金を捻出する可能性が高いようだ。スペインメディア『as』は現地時間21日に、財政難に苦しんでいるであろうクラブの財政状況と、同選手獲得に向けて行なっている資金の捻出方法について報じている。
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スペイン代表としてEURO2024に参加したアスレティック・ビルバオ所属のウィリアムズは、大会6試合に出場し2ゴール1アシストを記録。決勝ではイングランド代表相手に先制ゴールも奪っており、多くのビッグクラブが獲得に動く可能性がある今夏の移籍市場における注目の選手だ。
そんな同選手に対しては、バルセロナも強く関心を示しているようであり、獲得の噂が何度も持ち上がっていた。もっともビルバオのウインガー獲得には、契約解除金5,800万ユーロ(約110億円)の支払いが必要だと言われている。『as』も、「バルセロナに現時点で移籍金を支払う余裕はない」と指摘していた。そのためウィリアムズ獲得は難しいと思われていたものの、思わぬ手段で移籍金を捻出する可能性があるようだ。
同メディアは、「論理的には銀行融資に頼るのが最も簡単だ」と前置きし、「数ヶ月前にはすでにバルサが銀行に対して追加で1億ユーロ(約160億円)の融資を求める交渉を行なっている」と、新たに資金を借り入れることでウィリアムズ獲得を実現する可能性があると指摘している。
また、今月8日にはクラブの会長を務めるジョアン・ラポルタ氏がラジオ局『カタルーニャ・ラディオ』を通じ、「財務が回復傾向にある」と表明しており新選手獲得に向けて動ける財務状況になりつつあるのかもしれない。すでにクラブのSDであるデコ氏とウィリアムズの代理人が会談したとの情報も報じられており、移籍に向けて前向きに動いているようだ。
ただし、同メディアは給与の問題も指摘しており、「仮に獲得が実現したとしても困難が待ち受けている。それは彼のための給与枠を確保することだ。そのためには選手の退団も必要であり、高給の選手であればあるほど良いだろう」と、既存戦力の整理は必須であることを強調していた。
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