現状に満足していないラツィオFWミロスラフ・クローゼ【写真:Getty Images】
元ドイツ代表でラツィオのFWミロスラフ・クローゼがブンデスリーガへ復帰するかもしれない。1日のドイツ『ビルド+』が伝えている。
2011年にバイエルン・ミュンヘンからセリエAのラツィオに移籍したクローゼ。代表では2002年日韓大会から4大会連続でW杯に出場。ブラジルW杯では、歴代最多得点記録を塗り替え、ドイツの優勝に貢献。名実ともに世界最高のストライカーとなっている。
ブラジルW杯を最後に代表から退くことを発表。今季はクラブに打ち込むはずだった。
しかし、W杯後の今季は出場機会があまり得られておらず、29日に行われたキエーボ戦では、わずか7分の出場にとどまっている。
ドイツ代表の多くの選手がW杯の後、コンディション不良に苦しんでおり、クローゼも同様かと思われた。しかし「全く持って健康で、万全だ」と、同紙に明かしている。
そのため「もっと試合に出たい。私の考えと違うこの状況には満足できない」と、不満を述べた。
そして、「クラブと話し合う。それによって今後を決める」と、まずは話し合いを要求。さらに「色々なことがサッカーでは起こりうる」と、移籍も視野に入れているようだ。
今季でラツィオと契約の切れるベテランFWは、今季限りでの現役引退も示唆。しかし同紙によれば、現役の最後は満足いく終わり方を望んでいるという。
今のラツィオでは不完全燃焼になってしまうクローゼ。イングランド、ロシア、そして母国ドイツから興味を持たれている様子で、まだもう少し世界最高のストライカーを見ることが出来るかもしれない。
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