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Jリーグ 2か月前

北海道コンサドーレ札幌で鈴木武蔵が苦しんだ「ボタンのかけ違い」。宮澤裕樹が見たエースの背中「辛かったと…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグ第24節、浦和レッズ対北海道コンサドーレ札幌が20日に埼玉スタジアム2002で行われ、3-4で札幌が勝利した。今季は前節まで1298分ノーゴールが続いていた鈴木武蔵が待望のゴールでチームを勝利へと導いた。苦悩するエースの復活を、チームメイトは待ち望んでいた。(取材・文:河治良幸)


苦しむ北海道コンサドーレ札幌のエースが復活の狼煙

北海道コンサドーレ札幌の鈴木武蔵
【写真:Getty Images】

 北海道コンサドーレ札幌はアウェイの埼玉スタジアム2002で、浦和レッズに4-3で勝利し、リーグ戦としては10試合ぶりの勝ち点3を獲得した。4-0から終盤に3失点というスリリングな試合展開ではあったが、札幌らしく畳み掛ける攻撃が実る形での勝利は逆転残留への望みを大きくつなぐ勝利だ。何より、ここまで無得点だった”エース”鈴木武蔵の2得点が、チームを前に向かせる原動力になりうる。

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「最近はゲームコンディションが上がってきていたので。ゴールは取れなかったし、前回の試合(神戸戦)でPKを外して、なかなかメンタル的には苦しかったですけど、結果的に2点取れてよかったです」

 そう振り返る鈴木の今シーズン初ゴールとなる1点目は前半アディショナルタイムだった。CKからDF岡村大八のヘディングで先制点を奪っていた札幌は、自陣のつなぎから右センターバックの高尾瑠が相手のプレッシャーを外しながら縦に浮き球のロングパスを送る。裏に抜け出した鈴木が、ペナルティエリア内でうまくボールをコントロールして、カバーにきたDF井上黎生人とGK西川周作の間から左足で流し込んだ。

 VARによりオフサイドのチェックが行われたが、右サイドバックの石原広教が残っており、無事ゴールが認められた。

「右で持ったらコースが無かったので、左足で持ってシュートしようと思っていました。オフサイドラインは一応確認してたんですけど、あまりにもフリーだったので。オフサイドかなと思いながらも流し込んで。結果的にゴールだったので」

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